ヴィブラート⑦
左の腕や手で一生懸命ヴィブラートをかけていても、右手はただ単に腕を動かしているだけではだめ。ヴィブラートが引き立つようなボウイングをしなければならない。 ヴィブラートのかかった重厚な音を作品から引き出すつもりでボウイング…
左の腕や手で一生懸命ヴィブラートをかけていても、右手はただ単に腕を動かしているだけではだめ。ヴィブラートが引き立つようなボウイングをしなければならない。 ヴィブラートのかかった重厚な音を作品から引き出すつもりでボウイング…
ヴィブラートをヴァイオリン演奏の技術だと思って練習すると、体のどこかに力が入ってしまい、澄み渡るヴィブラートとは程遠い、ぎこちないものになってしまう。ヴィブラートは情緒であって自分の感情をすなおに腕から手に伝えてみよう。…
ヴィブラートの練習は、第Ⅱおよび第Ⅲポジションで左手の指番号3👉1👉4の順に練習し、しばらく2の指は使わないように。そうするとなぜかきれいなヴィブラートが早く習得できる気がする。
押さえた指が弦に接触する一点は決してずらしてはいけない。もしずれれば、音はゆれてもそれはすでにヴィブラートではない。
ヴィブラートをかけている以外の指は、常に弦の真上にある意識。
手首のヴィブラートは手の掌(甲)を振るのであって、時々手の掌は動かず、手首だけを動かしている人がいる。逆にそれはそれで器用と言えるがそれではヴィブラートは全くかからない。
ヴィブラートは技術ではない。情緒である。