こんにちは、風山美久里です。
さて、僕が今取り組んでいるのはセヴィシック教本のOP1のPART1のNo2、カイザー教本3巻の31番、そして鈴木教本4巻のザイツ協奏曲2番(ト長調)3楽章が終わって、新しいヴァイオリン教本2巻のザイツ協奏曲2番の1楽章です。これらは月2回のヴァイオリン教室の先生からの課題なんですが、カイザー教本については3巻が一通り終わって第2クール目ということになっています。
実は、カイザー教本の最終36番が一回目終わったときに、さあ次はいよいよドントの教本か、はたまたクロイツェル教本かと思ったのに、教室の先生から ”ではカイザー3巻をもう一度やりましょう” てな具合で少々がっくり来たのだけれど、もう一度カイザー教本に取り組んでみるとそれがなかなか奥が深くて先生の指導通りうまくいかない。つくづく教本が進めばいいってものではないってことを実感している今日この頃です。
ヴァイオリンとともに音楽を楽しむために
とにかく、自分が弾いた音といろんなプロの弾く音で全く違うように感じます。ただやみくもに練習しても、練習した、という達成感はわくでしょうが、成果はほとんどでません。どんな曲でもその中のフレーズや曲全体をどのように弾きたいのか、と自己問答することによってその音楽は生きてくるし、いつの間にか表現力も増しているものです。何も考えずに音符を弾くだけでは表現力のまったくないこもったようなしらけた音になってしまうものです。極端に言えば弦だけが振動して楽器が鳴っていないといえばいいでしょうか。
技術を習得することに躍起にならず、初心に戻って音楽を楽しむことを思い起こしましょう。ノンヴィブラートでも深い思いで楽器をならせば、きっと今までと違った音色を奏でることができるでしょう。小学校のころ、縦笛やハーモニカを楽しく吹いていたころを思い起こしてください。ヴァイオリン教本ではいろんなクラシックの曲が出てきます。その楽譜を見ただけで体が無意識に拒否感を感じ楽器を鳴らすことができないので、もっと喜びをもって弾くことを心がけましょう。
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