こんにちは、風山美久里です。
右と左が合わない。何回か前のヴァイオリン教室でのレッスンで先生に「右のボウイングと左指の押さえがずれています」という指摘を受けました。カイザーのエチュード31番でのことです。3つずつ、6つずつ、そして一小節全体をスラーで弾くこの曲は特に左指の中で最も弱い4の指(小指)を鍛えることも目的の一つになっていると思われます。
さて、僕が指摘をいただいたのは3つずつのスラーによる奏法で三連符の最初の音の弾き初めでボウイングと運指が微妙にずれるということでした。三連符の出だしの音に直前の音が混ざってしまっていると先生はおっしゃいました。すなわち、右手のボウイングを急ぐあまり左の運指が微妙に遅れてしまうのですね。
でもこれ、弾いている自分は全く気づきません。「自分が気が付かないのであれば矯正は難しい」とおっしゃいましたので、自宅でスマホで録音して聞いてみました。しかしそれでもわかりません。というか、耳で聞いてもわからないのですが、なんとなく身体が違和感を感じ、弾いていてもしっくりこないような感じはしていました。
とにかく、ゆっくりしたテンポからリズムに乗りながらしだいにピッチをあげていくしかないので、次の32番に進みながらもこの31番を入念にやっております。なお、この31番では2ページ目の一段目の最後から急に難しいフレーズが出てきます。このフレーズを特に入念に練習してスムーズに流すことができればきっと譜読みの自信がつくのではないでしょうかね。
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